【紹介文】
札幌市豊平区での実例。日本保証(旧武富士)等の事故情報があり、住宅ローンを諦めていた男性を一級FP・宅建士・認定司法書士のトリプルライセンスを持つ専門家が救済。消滅時効の援用でブラックリストを抹消し、1,300万円の融資(信用金庫)を実行した全プロセスを公開します。
はじめに
「過去に滞納した借金があるから、自分は一生マイホームを持てないのではないか……」 「妻に内緒にしている過去の未払いが、住宅ローン審査でバレるのが怖い」
札幌市や近郊にお住まいで、このような不安を抱えている方は少なくありません。しかし、適切な法的処置をとることで、ブラックリスト状態(事故情報)を解消し、住宅ローンを組むことが可能になるケースがあります。
今回は、私が認定司法書士として札幌市豊平区のお客様からご依頼を受け、「消滅時効の援用」を活用して事故情報を抹消し、無事に1,300万円の住宅ローン(信用金庫)を通過させた実例を詳しく解説します。
1. 相談内容:妻に内緒の「事故情報」と中古マンション購入の夢
令和2年12月の師走、札幌市にお住まいの中年男性(A様)から切実なご相談をいただきました。
相談のきっかけ
A様は長年、過去の消費者金融(旧武富士、アエルなど)への債務(長年、放置延滞状態)を抱えたまま、奥様にはその事実を伏せて生活されてきました。 転機が訪れたのは、奥様から「中古でもいいから自分たちの家を買いたい」と相談されたことでした。
多額のキャッシュで購入することは難しく、住宅ローンを組む必要があります。しかし、A様には自覚がありました。 「自分の信用情報には、まだあの借金の記録が残っているはずだ。このままではローン審査に落ちて、妻に過去のことがバレてしまう……」
絶望的な気持ちでインターネットを検索し、当事務所のホームページを見つけてご連絡をくださったのです。
2. 専門家による現状分析:JICCに刻まれた「異動」の文字
まずは現状を正確に把握するため、A様に政府指定の個人信用情報機関であるKSC(銀行系の全国銀行個人信用情報センター)、CIC(信販系の株式会社シー・アイ・シー)、JICC(消費者金融系の株式会社日本信用情報機構)に本人開示制度を利用し情報の取り寄せをお願いし、内容を確認しました。
判明した事故情報
開示された資料には、貸金業者である株式会社日本保証(旧・武富士の債権を承継)の長期延滞の債務について「異動(=延滞の事故情報)」が登録されていました(なお、非貸金業者の債権回収会社シーエスジーが承継した旧・アエルの延滞債務は開示資料からは既に抹消されていた)。
いわゆる「ブラックリスト」の状態です。この情報が載っている限り、銀行や信用金庫の住宅ローン審査に通る可能性は絶望なのが現実です。
3. 解決の鍵は「消滅時効の援用」によるホワイト化
ここで重要なのが、「その借金、最後に返済してから何年経過しているか?」という点です。
日本保証(旧武富士)の特性
日本保証のような消費者金融専業の会社は、アコム(信販業務も行うためJICCとCIC両方に登録)とは異なり、JICCにのみ情報を登録しているケースが特徴です。
そして、以下の条件を満たしていれば、「消滅時効の援用」によって支払義務を消滅させ、さらに信用情報をきれいにできる可能性があります。
- 最後の取引(返済や借入、債務の承認)から5年以上経過している
- 過去に裁判を起こされ、判決確定から10年以上経過している
- 差し押さえなどの強制執行も受けていない
実務的なメリット
時効が成立し、債権者がこれを受理すると、登録されている事故情報はJICCの場合、通常1〜2ヶ月程度で抹消(通称:ホワイト化)されます(CICは、即抹消されず、原則、5年記録が残ります)。
A様の場合、幸いにも10年以上放置されており、裁判等の手続きもされていなかったため、法的手段によって情報をクリアにできる見込みが高いと判断し、受任いたしました。
4. 解決までのプロセス:受任から情報抹消まで
上記判断に基づき、迅速に手続きを進めました。
- 受任通知の送付(令和2年12月末) まずは当事務所から日本保証へ受任通知を送り、全ての取引履歴(いつ契約・借入・返済の記録や債務承認・公正証書・判決等)を開示させました。これにより、正確な時効期間を算出します。
- 時効の法的確認 開示された履歴を確認したところ、法的に時効が完成していることが法律家として確認することができました。
- 消滅時効援用通知の送付(令和3年1月下旬) 「時効の権利を行使(援用)します」という内容を私代理人司法書士名にて、エビデンスの残る配達証明付内容証明郵便にて送付しました。
- 事故情報の抹消完了(令和3年3月末) 日本保証側も時効を認め、信用情報機関への通知(届出)が行われました。同年3月末、A様のJICCの信用情報は「異動」が消え、きれいな状態(データすべてが抹消)になったことが確認できました。
5. 念願の住宅ローン審査:1,300万円の融資実行へ
事故情報(CIC及びKSCの信用情報は最初から)がきれいになったことをお伝えした際、A様の安堵された声は今でも忘れられません。そこからの動きはスムーズでした。
ターゲット物件と金融機関の選定
令和3年4月、A様は札幌市内で希望に合致する中古マンションを見つけられました。 ここで重要になるのが「どの銀行でローンを組むか」という出口戦略です。
私は認定司法書士であると同時に、一級FP(ファイナンシャル・プランナー)および宅建士の資格も保有しており、各金融機関の住宅ローン審査基準や不動産取引の実務(仲介としても関与)にも精通しております。
単に「ブラックリストを消す」だけでなく、「その後、どの銀行ならリフォーム費用を含めた好条件で融資を引き出せるか」というトータルな設計が可能です。今回のA様のケースでは、その属性やリフォーム計画を総合的に判断し、ある信用金庫と私が事前打合せの上、同金庫の事前審査をA様にご提案しました。
融資の内訳
- 物件購入資金・諸費用:約800万円
- リフォーム費用:約500万円
- 合計:1,300万円
リフォーム費用を別ローンではなく、住宅ローン一本に組み込むことで金利負担を抑える戦略をとりました。同年5月初めに本審査も無事通過、同月末に、売買の決済(800万円の融資:不動産会社仲介及び司法書士として所有権移転も担当)を、7月末に最終の融資(リフォーム500万円の融資)が実行(抵当権設定等の登記手続も司法書士として担当)され、奥様に過去のトラブルを知られることなく、無事にマイホームを手に入れるお手伝いができました。
6. まとめ:諦める前に「多角的な専門家」へ相談を
今回のケースにおける最大の成功要因は、単に時効の手続きをしただけでなく、「法務・金融・不動産」の3つの視点から準備を進めたことにあります。
- 法務(司法書士):消滅時効の援用で事故情報を抹消と購入・融資の登記等の法的手続。
- 金融(一級FP):個人の属性に最適な金融機関とローン商品を特定。
- 不動産(宅建士):仲介はもちろん、物件の担保価値や契約内容を精査。
住宅ローン審査に不安がある、あるいは一度審査に落ちてしまったという方でも、こうした多角的なアプローチによって解決できる道が残されているかもしれません。
この記事のポイント
- 消費者金融の古い借金は、時効で消せる可能性がある。
- 時効が認められれば、信用情報の「異動」情報全部が抹消(ホワイト化)される。
- 一級FP・宅建士の視点を持つ専門家なら、審査通過の確率を最大化できる。
- 札幌近郊の金融機関(信用金庫等)の特性に合わせた戦略が重要。
お客様からの感謝の声
今回の解決にあたり、A様からは驚くほど熱のこもった感謝のお言葉をいただきました。その一部を(個人が特定されない範囲で)ご紹介します。
札幌市・A様(40代男性)より
「本当に感謝してもしきれません。先生に相談するまでは、毎日が不安で、妻が『家が欲しい』と言うたびに、過去の失敗を思い出しては胸が締め付けられる思いでした。
ネットで先生のホームページを見つけ、一級FPや宅建士の資格もお持ちだと知って『ここしかない』と縋る思いで連絡しましたが、あの時の判断は間違っていませんでした。司法書士として法的に時効を解決してくださっただけでなく、その後の物件仲介やローン選びまで親身にアドバイスいただけたおかげで、一度も妻に不審に思われることなく、無事に理想のマンションを購入できました。
ローンの実行が決まった日は、嬉しくて涙が止まりませんでした。家族の笑顔を守っていただき、本当にありがとうございました。感謝、感謝の気持ちでいっぱいです!」
(編集後記)
「過去があるから」と夢を諦める必要はありません。まずは、あなたの今の状況を専門家にお聞かせください。家族の幸せを守りながら、理想の住まいを手に入れるための最適な「設計図」を一緒に描きませんか?
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北海道の住宅ローン審査については、次の公式ページで実務上の対策を詳細に解説しています。
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北海道の借金の消滅時効については、次の公式ページで詳しく解説しています。
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